J I S P A について
 JISPAは2009年に発足した独立系整備工場による輸入車整備推進組織 です。 結成した理由は、国産車の整備が主体の整備工場に輸入車が入庫した時に フロントが断ってしまった、メカニックが触ろうとしなかった。ディーラーに丸投げ していた、高額な外注費を払う羽目になった・ ・ ・ こういう事態は最小限に したいというのが狙いでした, もう1つは自動車修理の好きなオーナー&メカニック の居る工場の全国ネットワークを作れないかということです。日本には車検のチェーン は数多くあります。しかし、修理工場のチェーンはありません、車検は異業種(カーショップ、 GSS等)が参入し、価格競争が激化しましたが、故障や修理の分野は一朝一夕には 参入できません。整備工場が一番競争力を持つ分野ですから、これはさらに研ぎ澄ます と共に、グループを作ることで情報を共有し、仕事をしていく事を目指しています   





JISPA輸入車整備ネットワーク 「3rd stage」 を2013年4月に発足しました。 初めて車を購入した「1st stage」、子供が出来てファミリーカーに乗り換えた 「2nd stage」 を経て、ようやく子供の手も離れ、憧れの個性的な輸入車を購入した 「3rd stage」。 つまり、富裕層の輸入車ユーザーではなく、国産車の延長線上で輸入車に乗り始めたごく一般的な輸入車ユーザーにむけて、安心かつ納得の整備を提供することを目的に設立した団体です。 輸入車においては、新車時から車齢が増えるにつれて徐々に、 ディーラーへ持ち込むユーザーは減っていきます。車齢が8年〜12年、さらに長く大切に愛車に乗り続けたい輸入車ユーザーは、愛車を安心して任せられる整備工場を求めています。 しかし何処の整備工場に依頼すればよいのかが分からない ”輸入車整備難民"  が多くいるのが実状です。JISPAはそのようなユーザーの要望に応える事が出来る整備事業者の全国ネットワークです。輸入車も国産車も区別なくJISPAの会員工場は、輸入車に対応するスキャンツール(外部故障診断装置)の高度な活用を目標とする技術水準としています、なぜなら、欧米では早くからOBDⅡ規制が導入されており (米国1994年、欧州2000年)、スキャンツールの使用が前提になっています。 そのため、整備工場に「スキャンツールを使いこなす技術」 がないと輸入車の整備はできないからです。しかし、JISPAの会員工場は、輸入車の専門工場を目指しません。国産車を整備する地域密着の"街の整備工場”が輸入車を整備することに意義があるのです。輸入車も国産車も区別なく、その車の初期性能を充分に引き出すための整備を、適切な価格でご提供することを目指しています。ディーラー以外という新しい選択肢が有ることを知って頂ければ幸いです。 よく勘違いされるのですが、「ディーラーよりどれ位安くできるの?」 と聞かれることがありますが、ディーラーと同じ内容の修理をやれば、当然同じような金額になります。ただ、ディーラーが交換と見積もる部分を、私達は修理で対応する場合があります、また同じ部品交換にしても、私達は純正部品以外にも優良新品部品やリビルト部品等の選択肢をご提示することが可能です。ですから、ディーラーよりもコストを圧縮できるのです。JISPAはディーラーと同じことをやるのではなく、違う方法を持っているということを多くの輸入車ユーザーに知って頂きたいです。    (一部省略)    JISPA代表理事 平林 潔